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事業内容について

当協会は、宅地地盤を評価する方法として広く使われているスウェーデン式サウンディング試験直後の試験孔を利用した地下水位測定法「ちかちゃん」を開発し、2011年2月に建築技術証明(GBRC第10-22号)を取得致しました。宅地地盤の調査において、調査深度10mまで地下水位を測定できる交流式比抵抗水位計を用いて、迅速かつ精度良く測定することを可能と致しました。

また、当協会の事業内容は、液状化判定に欠かせない地下水位測定法を宅地地盤調査において普及させることで、会員様が安心できる住まいづくりのコンサルティングをすることであります。会員様からの地盤調査や地下水位などに関連した液状化に関するご相談も無料で承っており、一般のお客様からの簡易なご相談にも対応致しますので、ぜひ、一度ご相談ください。

ご相談の依頼は、お問い合わせページをご覧ください。

交流式比抵抗水位計
交流式比抵抗水位計

「ちかちゃん」開発の経緯

小規模建築物を対象とした地盤調査はスウェーデン式サウンディング試験(SWS試験)が主流となっています。宅地地盤の地下水位測定方法としては、SWS試験実施時のロッドの濡れ具合によって測定する方法や、SWS試験実施後に水位計を挿入する方法などが挙げられますが、前者は信頼性に乏しく、後者は土質によっては試験孔が閉塞して水位計の挿入が困難となり、測定不可能な場合があります。

本測定法は、上記の測定方法の問題点を踏まえて開発いたしました。SWS試験後の孔に、先端にスクリューポイントを装着したSWS試験で使用するロッドと同じ外径の有孔管を挿入し、2極型の比抵抗電極を用いてSWS試験孔内の水位を高精度かつ迅速に測定する地下水位測定方法です。

ちかちゃんの建築技術証明や各種賞を授賞
建築技術証明や各種賞を授賞

「ちかちゃん」の特徴

1 孔内水位が測定できる

スウェーデン式サウンディング試験(SWS試験)の貫入可能な深さまで、孔内水位を測定可能。

2 信頼性の高い水位測定ができる

無水掘のため、泥水掘の場合に比べて孔壁が遮水されにくく、測定された水位の信頼性が高い。

3 地盤中に貫入ができる

SWS試験用ロッドと同外径(φ19mm)を有する有孔管を使用することにより、「JIS A 1221:2013 スウェーデン式サウンディング試験方法」に規定された試験装置を用いて地盤中に貫入可能。

4 精度の高い測定ができるケーブル

地下水位測定用のケーブルは、正確なメジャーケーブル(1cm目盛)を用いるので、精度の高い測定が可能。

「ちかちゃん」の特徴

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5 安定した水位測定ができる

直流式水位計は水の電気分解が発生するため安定した水位測定ができませんが、交流式比抵抗水位計により安定した水位測定が可能。

6 正確な水位・水質の目安・塩分濃度の測定ができる

指針式アナログメーターにより、水位を見誤ることなく測定可能かつ水質の目安が判定可能。また、塩分濃度も測定可能。

液状化の判定において、地下水位の情報は非常に重要です

H1層(非液状化層)は地下水位以浅の砂層または粘性土層なので、地下水位を測ることでH1層が確認できます。
「ちかちゃん」は10m迄の地下水位を測定可能ですので、地下水位が5m以深であれば「液状化の顕著な被害の可能性が低い」と判定することができます。他の測定法では5m迄の地下水位測定を行うことが難しい場合が多いため、ぜひ「ちかちゃん」を用いた地下水位測定を実施してください。

宅地の液状化被害可能性判定
「宅地の液状化被害可能性判定に係る技術指針・同解説(案)」より抜粋

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